パソコンの放電は一晩必要なのか不具合解消法

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パソコンの放電には一晩も必要なのか、不具合の解消法をご紹介します。

「パソコンの電源が入らない」や「処理能力が低下し重くなった」等で、お困りではありませんか。

そんな時は、作業が順調に進まず、イライラしますよね。

PCは、頻繁に放電しない為、エラーが生じると、他の原因を考えてしまうものです。

しかし、放電による対処策で改善する事は、よくあります。

この記事では、放電によるエラーの解消法や手順などを解説しています。

放電は、一晩せず数分でできる時もあれば、場合によっては、一晩する事もあります。

パソコンの不具合を解決させる為にも、記事をしっかり読んで適切に対処しましょう。

パソコンの放電を一晩せず故障の確認ができるか解説

パソコンのエラーが発生すると、再起動や他の対処法を試す方が多いでしょう。

その前に、簡易的な放電で改善する事が多々あるので、おすすめです。

改善する理由は、一時的な電気によるエラーが原因だったからです。

簡易放電の基本は、一晩せず、5分前後で終わります。

簡易放電後、パソコンが正常に起動したら、特に異常は無いので、故障はしてません。

<放電とは>

・帯電した静電気等を放出・除去する事です。
・PCの帯電とは、何等かの理由で、PC内に溜まる電気の事です。
・長い時間、PCを使うと回路に電気が溜まります。

<帯電で起こるエラー>

・中々、起動しない
・PCの処理が急に重くなった
・急に電源が落ちる
・画面の表示がおかしい
など

<完全放電の仕方>

簡易放電と同じ手順で、放電だけ3時間以上します。
PCのメーカーによっては、時間を推奨してる為、説明書等でチェックしましょう。
『「shift」キーを押したまま、シャットダウン』と記載してるところもありました。
基本的には、6時間程で十分です。
時間があるなら、一晩、放電しても良いでしょう。

<放電後、故障を疑う時>

・正常に起動しない
・何度も同じエラーが発生
・一晩、放電しないとPCが使えない
など

パソコンの放電を一晩せず帯電によるエラーを回避したい

<電源について>

パソコン内で帯電すると、電源関連の動作がブレやすいです。

・再起動が終わらない
・途中で電源が落ちる
・起動しない
など

帯電の時は、簡易放電で、ほぼ改善する為、一晩する事は無いです。

放電後、改善しない時は、他に問題があると考えられます。

「電力不足」、「メモリのエラー」、「溜まった埃」等が原因なら、以下の対処法を試します。

・直接、壁にコードを差す
・消費電力の多いデバイスを外す
・電源関連のパーツを交換
・PC本体や内部等を掃除

<PCの処理>

パソコンの処理が、通常より重い時は、パーツの劣化、故障、性能不足等が挙げられます。

帯電してるだけの時もある為、まず放電をしましょう。

<画面エラー>

画面表示に関連するパーツが、帯電によりPC内で、エラーを生じる事があります。

・真っ黒で何も見えない
・ディスプレイにちらつき、ノイズが発生
など

PC側の出力により、表示されるのが、ディスプレイの映像です。

PC側が出力する画面が変だと、ディスプレイに表示する画面もおかしくなります。

ディスプレイを他の映像出力機器に繋ぐと、どの機器のエラーかを特定できます。

<例>ゲーム機とディスプレイを繋ぎ、画面が正常なら、PC側のエラー

パソコンの放電を一晩せずデスクトップPCを放電したい

デスクトップPCの放電は、簡単です。

1.マウス、キーボード、USB、SDカード、外付けHDD、CD、DVD等、PC関連の機器は全て外す
2.シャットダウン
3.PC本体に繋がった、電源プラグを抜く
4.約5分前後、放置し、放電

放電後は、取り外した機器を繋ぎ、再度、電源を入れてください。

パソコンが起動し、改善されていれば、通常通りに使用できるので、問題解消です。

放電は、何等かのエラーが生じた時に、試す感じで十分と言われており、頻繁には行いません。

簡易放電は、一晩せず、5分前後で終わる為、早くて簡単です。

パソコンの機種によっては、数秒とか2分前後で終わる事もあります。

説明書や機種の公式サイトなど、放電の仕方も記載されています。

パソコンの放電を一晩せずノートPCのバッテリーで放電したい

ノートパソコンは、「バッテリーを外す」、又は「バッテリーのスイッチをオフ」で放電します。

ノートパソコンのバッテリーを外す時は、「外せるタイプ」か「内臓タイプ」のどちらかです。

バッテリーを外す手間はあるものの、一晩放電しない為、あっという間に終わります。

スイッチタイプの方は、外しません。

<スイッチタイプ>

1.電源を切り、本体カバーを外す
2.バッテリーコネクタを外さないまま、スイッチをオフ
3.数分放置し、放電

<外せるタイプ>

1.電源を切る
2.本体の裏側、バッテリーパックをするスライダーをスライドさせロック解除
3.バッテリーを持ち上げる感じに外す
※バッテリーを取り付ける時は、3→2の手順を行います。
4.電源アダプタを抜き、5分前後放置
5.電源アダプタのみで、電源を入れる
6.バッテリーを取り付ける

<内臓タイプ>

1.電源を切る
2.本体を裏返しに置き、ネジを外す
3.バッテリーの固定ネジを外し、バッテリーを取り出す
4.数分放置し、放電
5.アダプタのみで接続後、電源を入れる
6.起動後、電源を切り、アダプタを外す
7.バッテリーを元に戻し、固定ネジ等をしっかりと締める

パソコンの放電を一晩せずノートPCのバッテリーも外せないけど放電したい

ノートパソコンの機種により、バッテリーの取り外しが不可の時は、残量を無くします。

1.電源を切る
2.マウス、USB、SDカード、CD、DVD等、PC関連の機器は全て外す
3.電源プラグを抜く
4.バッテリーの残量が無くなるまで放置
5.バッテリーの残量が無くなったら、電源が入らなくなったかをチェック
6.電源アダプタを接続し、電源を入れる

バッテリーの残量により、放置時間は異なる為、一晩放電する場合もあります。

大体、数時間または1~2日程かかるようです。

電源やキーボードが光るなら、ファンクションキーで操作し光らせましょう。

光らせる事で、電源が切れたか確認しやすくなります。

パソコンの機種により、放電の仕方が違う事もあります。

よくあるのは、PCを強制終了です。

お持ちのノートPCにある、説明書や機種の公式サイトなどで確認もしてください。

パソコンの放電を一晩せずに帯電を防ぐ改善策はあるのか

シャットダウン後も、放電せず、電気が内部に残る事があり、PCの不調に繋がりやすいです。

PCには、過剰な電源供給による破損を防ぐ為、保護装置を搭載してます。

帯電しやすい状態が続き、保護装置が作動すると、動作がブレる事もあります。

<帯電しやすくなる理由>

・一晩中など長い時間、PCを使用
・電源供給し続ける
・PCの周辺機器を多量に接続
・電源プラグを常に接続
・PC内部に埃が溜まる

帯電が続くと、PCの充電が上手く接続できなくなるかもしれません。

冬場は、乾燥で静電気が起きやすく、電気も溜まりやすい為、最悪の場合は故障します。

長い時間使った後、動作が安定せず、ブレる時は、放電しましょう。

たこ足配線を使用してる方は、電圧が不安定になり、不具合が生じる事があります。

できれば、アース付きのコンセントが良いです。

パソコン内に埃が溜まると、ファン周辺の不調で冷却効果が下がります。

パソコンの周辺や内部は、定期的に掃除しましょう。

デスクトップPC等で、床置きしてる方は、キャスター付きの台車を使うと、掃除が楽です。

また、放電効果も期待できます。

何度も、または一晩中放電しないと使えない方は、専門業者へ依頼しましょう。

パソコンの放電を一晩せずCMOSクリアの放電はするべきか解説

CMOS(シーモス)クリアは、高度な解消法の為、PCの扱いに手慣れた(上級者)方向けです。

やらなくても、問題ありません。

<作業内容>

・CMOSクリアは、マザーボードにある、ボタン電池を取り外し放電します。
・一晩する必要は、無いです。
・PC内の部品を触る為、とてもデリケートな作業です。
・CMOSクリアで放電する時に、作業の影響でHDD内のデータが消去される可能性もあります。

<CMOSクリアって何>

パソコンの基本情報を保持する役割を持っている、「メモリチップ」です。

パソコンの動作に必要な土台部分のようなものです。

BIOS(バイオス)の設定などが保存されており、非常に重要な部品です。

また、CMOSは電源供給がなければ、記憶しているデータが初期化します。

CMOSクリアは、主にBIOS関連のエラーを解消する時に実行します。

電源が入らない時に、BOISの設定を初期化すると、改善する事もあります。

しかし、デリケートな部品を取り扱う為、下手に触ると故障に繋がりかねません。

原因の特定も困難で、一晩中、調べても解消できない事がほとんどです。

知識がなく、不慣れな方は、触らない方が良いでしょう。

パソコンの放電は一晩せずCMOSクリアを放電したい

パソコンのメーカーによっては、やり方が異なる場合もあります。

お持ちのパソコンで、CMOSクリアのやり方を調べてから放電してください。

<CMOSクリアで放電する>

1.シャットダウン後、パソコンの周辺機器を全て取り外す
2.ご自身にまとわりついた静電気を除去する、または作業用の手袋をつける
※静電気の影響で故障する事があるので、手袋しない方は、しっかり除去しましょう。
ドアノブ等の金属製に触れるだけで、除去できます。
3.パソコンケースを開ける
4.ボタン電池の横にある、留め金をつまむ
5.ボタン電池が浮いたら、取り外す
6.電源ボタンを数回押し、放電する
※一晩放電する必要はありません。

ボタン電池を再度、取り付ける際は、プラスとマイナスがあるので、間違えないようにしましょう。

ボタン電池を付け、パソコンケースを閉じたら、電源プラグを繋ぎ、正常に起動するか確認します。

BIOSの設定も、初期化されています。

起動時に、日時などの再設定を行ってください。

問題なく、立ち上げることができたら、外していた周辺機器等も繋ぎ、作業は終了です。

パソコンの放電は一晩必要なのか不具合解消法:まとめ

この記事では、パソコンの放電には一晩も必要なのか、不具合の解消法をご紹介しました。

簡易的な放電だと、一晩せずに数分程度で放電できます。

ノートパソコンを使用していて、バッテリーが外せない場合は、バッテリーの残量により一晩以上、放電することもあります。

CMOSクリアは、パソコンに不慣れな方は、触らない方が無難です。

何度も、または一晩中放電しないと使えない方は、専門業者へ相談し対処してもらいましょう。

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