パソコンで2画面を別々に活用!マルチディスプレイ環境設定

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パソコンで2画面を別々に活用するには、どうすればよいでしょうか。

パソコンでたくさんのファイルを開き、画面を切りかえて作業するのはとても面倒です。

ストレスを感じるだけではなく、全体の効率も下がってしまいますよね。

複数のウィンドウを並べたとしても、見ることができる範囲は小さなものです。

別々の画面で作業したい!2画面あればラクなのに・・と感じたことはありませんか?

そんなときに役立つのが、マルチディスプレイです。

別々の2画面を使うことができますので、操作領域が広がり効率がぐんと上がります。

コロナ禍で在宅勤務が増え、自宅で仕事をする人も多いでしょう。

必要なものがそろっていれば、家庭でもカンタンに環境を作ることができます。

この記事では、環境設定と必要な機器についてまとめました。

大きな操作スペースで、ストレスのない快適な環境を手に入れましょう!

2画面で別々にパソコン作業が可能なマルチディスプレイとは

マルチディスプレイとは、2台のモニターにパソコンの画面をうつす機能です。

ひとつの画面をモニターAとBに表示して、表示エリアを大きくするイメージです。

モニターAで資料を確認しながら、モニターBで作業するといった使い方です。

1つの画面より、広範囲な操作スペースを確保できますよ。

このように2画面に別々に映す方法は、「拡張(かくちょう)」と呼ばれています。

画面の表示方法は、拡張以外にもあります。

でも、ほとんどのユーザーの目的は、2画面を別々の画面に映す方法です。

拡張は、メニュー画面から数ステップの手順で完了させられます。

パソコンに2台のモニターをつなげればOKです。

ノート型パソコンならモニターを1台つなぐだけです。

それでは、詳しい設定方法について見ていきましょう。

2画面で別々にパソコン作業するための手順(ウィンドウズ)

パソコン画面を2画面に表示させ、広いスペースで別々の作業ができると嬉しいですよね。

難しいことをする必要はなく、家庭でもカンタンにセッティングできます。

ここでは、ウィンドウズでの設定方法を見ていきましょう。

まず、2つめのモニターをパソコンにつないて、電源を入れます。

接続されていないと先に進めませんので注意してくださいね。

ウィンドウズ10は、次のような手順です。

タスクバー右側[アクションセンター]ーメニュー一覧[表示]ー「拡張」で完了です。

ウィンドウズ11は、デスクトップで右クリックし、[ディスプレイ設定]を押します。

項目から「表示画面を拡張する」ー[識別]と進みます。

ここで2つめのモニターが表示されていないときは[検出]をクリックします。

画面イラストの1と2をドラッグして、実際のモニターと同じ並びに調整しましょう。

調整が終わったら[適用]をクリックして完了です。

これで、別々のモニターに画面を映して、2画面で作業ができますよ。

2画面で別々にパソコン作業するための手順(Mac、Chrome)

2画面分の大きなスペースでの別々の作業は効率化が期待できます。

ここでは、MacとChromeでの設定方法を見ていきます。

まず、2つめのモニターをパソコンにつなぎ電源をオンにします。

接続されていないとセッティングできませんので注意が必要です。

MacOSは、画面左上のアイコンから[アップルメニュー]を表示します。

次に[システム環境設定]ー[ディスプレイ]ー[配置]と進みます。

[ディスプレイをミラーリング]のボックスを未選択にしましょう。

ChromeOSは、右下の時刻をクリックして歯車のマークを選択します。

次に[デバイス]ー[ディスプレイ]を選びます。

[内蔵ディスプレイをミラーリング]のボックス未選択にします。

パソコンのイラストを動かして、実際のモニターと同じ並びにすれば完了です。

これで、別々に画面を表示して2画面で操作可能になりました。

慣れればとてもカンタンなので、使いたいときだけ2画面にしても良いですね。

2画面で別々にパソコン作業が可能なマルチディスプレイに必要なもの

マルチディスプレイは別々の作業を行うときにとても有効なやり方です。

2画面で1台のモニターよりも広いスペースを手に入れましょう。

ここでは、必要なものについて紹介していきます。

基本的に、2つめのモニターと接続ケーブルがあればOKです。

しかし、パソコンとモニターをつなぐ端子によって、ほかの機器が必要になります。

まず、2画面での別々の作業に使いたい機器の端子をチェックしましょう。

端子にはHDMI、USB Type-C、DisplayPortなどの種類があります。

もっとも一般的なものはHDMIで、ほとんどのパソコンとモニターについています。

それぞれがHDMIに対応していれば、HDMIケーブルで接続可能です。

それぞれの映像端子が異なる場合は、変換ケーブルや専用ケーブルが必要です。

ヤマダ電機やヨドバシカメラなどの家電量販店で販売されています。

アマゾンや楽天市場など、インターネットでも購入できますよ。

2画面で別々にパソコン作業するための設定に必要な端子がない場合

マルチディスプレイは、2画面で別々の作業をしたいときにとても重宝します。

画面を別々にうつして、2画面の広いスペースで作業ができます。

基本的には2つめのモニターと接続ケーブルがあればOKです。

しかし、パソコンによって、映像出力端子がなかったり足りないことがあります。

そんなときでも接続できる方法を二つご紹介します。

一つめは、USB Type-C端子を使う方法です。

USB Type-Cは、従来の端子の代わりとしてノートパソコンについています。

モニターとUSB Type-Cの接続に必要なケーブルを事前に確認してくださいね。

二つめは、USB接続の外付けグラフィックアダプターを使う方法です。

アダプターを取り付けることで、映像を出力する端子を増やせます。

外付けグラフィックアダプターはヤマダ電機やヨドバシカメラなどで販売されています。

アマゾンや楽天市場などのインターネットでも数千円~一万円で購入できますよ。

映像出力端子がないときに、ぜひ試してみてくださいね。

2画面で別々にパソコン作業が可能なマルチディスプレイの詳細設定

パソコン画面を別々の2画面にうつすことで作業の効率化を図れます。

ここでは、ウィンドウズでのカスタマイズ方法を見ていきます。

まず、デスクトップ画面で右クリックを押してメニューを出しましょう。

[ディスプレイ設定]を選択し「ディスプレイのカスタマイズ」画面をひらきます。

ウィンドウズ10では、スタートメニューの[設定]ー[システム]と進みます。

[ディスプレイ]から「ディスプレイのカスタマイズ」画面を出します。

「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」は各表示サイズの変更です。

画面に表示されるテキストの大きさなどを変えられますよ。

メインで操作したいモニターの切り替えもしてみましょう。

まず、メインにしたい方のパソコンイラストを選択してください。

次に「これをメインディスプレイにする」にチェックを入れて[適用する]を押します。

モニターを縦向きで使用する場合は、「向き」で変更できます。

細かなセッティングで2画面での別々の作業を更に快適にしましょう。

2画面で別々にパソコン作業できるマルチディスプレイの便利な機能

ウィンドウズのパソコンには、より快適に使用できる機能があります。

一つめは、ウィンドウをパソコン画面の端に吸着させられるスナップ機能です。

2画面で広くなったスペースを最大限に活用して別々の作業をしたいですよね。

スナップ機能を使えば、2つまたは4つのウィンドウを別々に隙間なく並べられます。

手動で並べるよりもカンタンなので、ぜひ試してみてくださいね。

二つめは、タスクバーのアイコン表示の機能です。

アイコンを2画面両方に出したり、使用中のアイコンだけを表示できます。

まず、タスクバー上で右クリックー[タスクバーの設定]を選択してください。

「タスクバーボタンの表示先」から好きな項目を選びます。

自分の好みに合った機能を追加して、作業環境をより快適にしましょう。

2画面で別々にパソコン作業が可能なマルチディスプレイ:まとめ

ここまで、設定方法や必要なもの、便利な機能をご紹介しました。

別々の作業が必要なときにパソコンを2画面にうつせるととても便利です。

手順は、数ステップだけなのでとてもカンタンです。

必要なものは、2つめのモニターと接続ケーブルです。

また、メリットを最大限に活かせる便利機能も備わっています。

一般的なのはHDMIで、USB Type-C、DisplayPortなどもあります。

端子の種類が合わないときは、ほかの変換ケーブルを用意します。

今は必要なものが手に入りやすく、カンタンにセッティングできます。

うまくいかないときは、ケーブルをつなぎ直したり電源を入れ直しましょう。

しかし、パソコンのシステムエラーのせいでうまくできないこともあります。

そのときは、プロのサポート業者に相談してみるのも一つの方法です。

別々の2画面に表示できると、作業効率が飛躍的にアップします。

この方法は、コロナ禍の影響で自宅で仕事をする人にもオススメです。

広い作業スペースを作って、快適な作業環境を手に入れましょう。

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